ワーク 「リソース・アンカリング」
リソースとはあなたがもっている資源、つまり知識、能力、機能、経験など、
あなたの役に立つものすべてです。
アンカリングとは、ある感情体験をイメージしながら、
身体の一部を刺激することで、身体にその体験を埋め込んでおいて、
必要なときに身体に同じ刺激を与えることで、
その埋め込んだ感情体験を呼び起こす、
というNLPのスキルです。
もともとアンカーは錨(いかり)のことですが、
錨を沈めて船を港に留めておくように、
身体の中に特定の感情体験を沈めておくことで、
自分をいい状態に保つことができるようになります。
エネルギッシュで、自信に満ちて、落ち着いた、
リソースフルな(力に満ち溢れた)状態を身体に沈めておいて、
自分の状態が悪いとき、困難な状況のとき、
よりよい状態が必要なときなどに、
身体を刺激してリソースフルな状態を呼び起こすのです。
アンカリングのポイント:
(a)強い感情体験
(b)アンカーを行うタイミング ← 感情のピークの一歩手前
(c)刺激のユニークさ ← 身体に沈める体験ごとに固有の刺激
(d)正確に繰り返すことができる ← 正確な場所、正確な圧力
ではスタートします。
(1)パワフルで、エネルギーと自信に満ちていて、なんでもやれる気がする、
そんなリソースフルだった出来事を思い出し、
五感をフルに使って、あたかも実際に体験しているように、
その体験を強くイメージします。
ジェスチャーや動きがでてきたら
そのまま身体を使って体験します。
過去のそうした体験が想起できない場合は、自分のなりたい、
最高の状態を思い浮かべて
(あんなふうになりたいと思う人を想定してもいいです)、
その状態を体験してください。
(2)その素晴らしい感情がピークに達しようとする一歩手前あたりで、
身体の一部を3〜5回程度刺激します。例えば、
親指のつけ根を押したり、手首をつかんだり、肩を押 したりするなど。
同じ場所を、同じ強さで刺激できれば、
つまり刺激の再現が可能であれば、場所や刺激の方法は
お好みで選んでいただいて結構です。
(3)軽く身体を動かして、何回か深呼吸して、意識を他のことに向けた後、
アンカーを入れた場所を刺激して、リソースフルな状態が呼び起こされるか確認します。
瞬時に状態がよくなる人もいますし、少しずつじわじわと湧き上がるような人もいます。
リソースフルな状態がうまく喚起できないときは、
もう一度アンカリングの作業を繰り返します。
このアンカリングは、「生(なま)アンカー」を使うことも効果的です。
「生アンカー」とは、実際にリソースフルな、素晴らしい体験をしているときに、その場でアンカリングを行うものです。
「やった!」「よし!」「最高!」という体験を生で、身体に埋め込んでみましょう。
このスキルをきちんと身につけると、とてもパワフルな効果を発揮します。
しかもいつでも、どこでも、短時間で使うことができますので、応用範囲は広いです。
人前で話す、試験当日、プレゼンテーション、会議の場、苦手な人とのコミュニケーション、落ち込んでいるとき、などなど。
日常で頻繁に使うことで効果は増していきます。
是非本気で取り組んでみてください。
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板垣 善昭 (いたがき よしあき)
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