このようなWebの世界の革命が急激に進んでいく中、
「こちら側の世界」、現実社会では何が起こるでしょうか。
ユビキタス社会が訪れ、家電全般、携帯電話、自動車など双方向機器が
人間を取り囲むようになります。
そしてあらゆる場所、空間がWeb世界とリンク、結合されます。
パソコンに向かわなくても、いつでも、どこでも、
良質な情報が簡単に無料で入手できるようになります。
まさしく情報のユビキタス=「遍在する」社会です。
しかも情報の受け手は情報を入手するだけではなく、
積極的な情報の発信者にもなります。
コストがかからず、簡単な大衆による情報の入手と発信によって、
そのフィードバック作用が社会に対して大きな影響力を持つようになります。
特定の大企業、権力者、専門家が持っていたパワーが、
一般大衆としての生活者に移ります。
生活者は知恵とパワーを持ち、彼らは本物を見極めるようになります。
その能力のレベルが集団的に高まります。
そしてゴマカシがきかない、本物の時代が訪れます。
「本物」とは何でしょう。
「本物」とは「他の喜び=自分の喜び」とする人。
「働く」ということを「傍」を「楽」にすることとして、仕事する人。
彼らが創り出す価値ある物・サービス。
価値を見出し、価値を付与する生活者は、
さらに新たな価値を共に創り出す生活者となります。
そして大衆の価値の創発を支援することが、
これからの時代のビジネスの主流となります。
「価値創発支援」=これからの、本物の時代の、経営/ビジネス
大衆はそうした人々の仕事、ビジネスを見極め、選択し、
そうしたものにお金を支払うようになります。
価値を創発する生活者とそれを支援するビジネスという形態が築かれます。
そのシステムにおける相互作用によって、人々は、
生活者の立場から、物・サービスを提供する=働くという視点から、
その両面から、「本当の」自分に気づくようになります。
そして、自分の生きる意味、人間存在の意義を深く理解するようになってきます。
それに気づく人類の数が、ある臨界点を超えると、
ポジティブフィードバックが起こり、
加速度的な意識の進化が始まります。
他のために働き、他と共に創り出し、他と共に在ることを常に、
明確に意識して生活する人類がそこにいます。
その意識が他の人々だけでなく、ガイア全体に及んだとき、
人類意識にさらなる革命が起こります。
ガイア意識の出現です。
そのとき、現実社会で革命が起こります。
それは貨幣経済の終焉です。
人類の意識がガイア意識に到達したとき、
自己の主張、勝ち負け、優劣、上下、所有、権力などに意味がなくなり、
純粋に他のために働く人類にとって、
貨幣にその存在意義がなくなるからです。
その革命の期間がどのぐらいの長さになるかはわかりませんが、
それは確実に起こるでしょう。
その革命は、すでに起こりつつあります。
参考文献
『これから何が起こるのか』 田坂広志 著
『ウェブ進化論』 梅田望夫 著
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