ここ2・3年、センター英語が大きく変化しています。変化は決定的で、センター英語の目指す先が見えてきました。
筆記試験で読まなければならない英文の語数は、3353語(2006)→3848語(2007)→4148語(2008)と、増加し続け、2008年度ではついに4000語を突破しました。
リスニングでは、読み上げスピードが、130語/分(2006)→150語/分(2007)→170語/分(2008)と、速くなり、読み上げられる英文の語数も80語増加しています。
これが何を意味するかははっきりしています。スピードです。
センター英語攻略のキーワードは「スピード」です。
大手予備校の分析では、平年並みの難易度であるといわれていました。しかし、平均点は、131.1点(2007)→125.3点(2008)と大きく落ちました。
センター英語ではスピードが求められているので、今までのような文法重視の学習では、「やさしかった、でも、時間が足りなかった」ということになるのですね。
気になる文法ですが、センター英語で純粋に文法問題といえるのは「大問2A(配点20)」だけです。そして、2008年度の「大問2A(配点20)」は、中学〜高1程度の基本的な文法の知識で解ける程度でした。
2008年度センター英語の問題を確認してみましょう。
【1】
(A)単語の発音(6)
昨年同様、基本的な問題
(B)アクセント(4)
昨年同様、頻出語が中心
(C)文強勢(6)
昨年並みの難易度
【2】
(A)文法・語彙(20)
文法知識より語彙語法の知識を問う問題が大半。文法的には中学 〜高1程度の基本的事項がほとんど。
(B)対話文(12)
会話の流れ、前後関係から考えれば易しい。
(C)語句整序(12)
基本的な構文と語法。
【3】
(A)文脈把握(8)
文脈から表現の意味を推測させる。比喩的な表現に慣れておく必 要がある。
(B)内容把握(18)
前年より100語増加。昨年のディスカッションから学校新聞に題 材が変わり少し難しめの単語が含まれた。
(C)空所補充(18)
昨年より100語以上増加し、段落数も増えた。
※【3】はこの2年間で550語も増えた。重視されているようだ。
【4】
(A)説明文読解(18)
グラフを用いた問題から、表を用いる問題に変わった。気象衛星 ひまわりに関する文。分かり易かった問題。
(B)広告読み取り(18)
英語サマーキャンプに関する広告文。設問が1問増え配点も増加。 簡単な計算も必要。落ち着いてできれば問題はない。時間に余裕 がないと厳しい面も。
【5】
イラスト説明3問(各6)
(A)イラストに適する英文を選ぶ。選択肢の英文がやや長い。
(B)絵画に適する英文を選ぶ。
(C)4コママンガの内容に相応しい英文を選ぶ。
【6】
問1〜問7(配点合計42)
語彙数は昨年並みながら、内容が小説から論説文になったので単 語が増えた。段落ごとの内容把握など、素早く答えていかないと 時間が足りない。
以上の分析から浮かび上がるのは、素早く英文を読み内容を把握する能力を求めていることが分かります。
難解な文法問題をパズルのように解くことはありません。それより、瞬間的に意味が分かるまでに習熟した、確かで豊富な語彙、大量の英文を素早く読みとる読解力が必要となります。
リスニングは、読み上げ速度が速くなったことだけではありません。内容から簡単な計算をする、内容を総合的に判断して答える、最後まで聞き取らないと答えられない、など、実用的なリンスニング能力が求められています。ちなみに平均点の推移は、38.25点(2006)→32.47点(2007)→29.45点(2008)と年々下がり続けています。
ニュートン予備校神奈川本部
(センター英語210点GETプログラム)
http://newtonkanagawa.com
チーフアドバイザー
山崎 博
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